レポ10 ポーズ人形の補完 Shadeをつかうよ。
 

コミスタEXで、機能強化の目玉として導入されたポーズ人形ですが、どーも評判は今一つのようで。
とは言え、この機能が便利だと思う人もいまして、かく言う私もこんなのを描く時に脚の形をトレースするのに使ったりしました。モデルの体型についてはツッコミ所が多いですが、脚だけを描くには結構便利ですよ。腕とか体とかは使う気がしないけど。

この機能に頼る事を選択した人間にとっては、EXに付属の人体だけでなく、小物とかメカもあればトレスするのに便利なんですけど、セルシスからその手のデータ集が出るかは分からないつーか、出ても心に響くデータ形状をしているかは疑問でして、そこで、市販の3Dデータ集を使ってデッサン人形の代わりになる物を技法と共に紹介します。

Shade体験版をご存知?
エクスツール社から発売されているShadeは、国内限定でメジャーな3Dソフトで、非プロユースのアマチュア市場では結構な人気を持っています。純国産製のソフトな上に、win版mac版が共にリリースされていることから入手がしやすく、製品はグレード別に1万円以下で買えるエントリー製品から、10数万円するプロフェッショナル版まであって、財布と相談して買うことが出来ます。
モデリング操作が独特なのですが、ペジェ曲線を使った操作性がドロー系のツールに似ているからか、漫画家や2DCGを描いている人がサブ的に導入したりする例が目立ちます。んでも、寺沢武一が使っていると聞いて(以下略)
また、安価なソフトにもかかわらず、形状データのライブラリ集が比較的豊富に販売されており、美少女からビルからトイレから照明器具から街一つ(爆)までのデータが売られています。
ちなみに回るちゆはShade製です。

Shadeもにも体験版が有ります。CG系やエロDVD紹介雑誌の付録CDROMにもついているので、本棚を探せば1つくらいは見つかるでしょう。データ集にも体験版が付属しています。
体験版では機能制限がある為に大きなサイズのレンダリングは出来ませんが、リアルタイムプレビューをスクリーンキャプチャしたのをコミスタEXのデッサン人形の代わりに、ネームレイヤとして読み込んでしまおうって魂胆です。なお、リアルタイムレンダリング(プレビュー)の出来る3Dソフトなら、Shadeに限らず、どんなソフトでも可能ですけど。
コミスタEXのポーズ人形にしたって、内部的にはdirct3Dのリアルタイムレンダリングのキャプチャをコピペしてネームレイヤーに貼ってるだけですし。

では、以下ではShadeをよく知らない人向けの解説です。
今回使ったデータはデータ集森シリーズの「神話の森」からペガサスさんです。馬なんて実物は府中でしか見た事がないので、踏まれそうな程のアングルでは描けんです。

体験版をインストール後、ペガサスのデータをダブルクリックすると、ワイヤフレームが展開します。製品版のShadeを持っていれば、角を生やすとかチ○コ生やすとかも出来ますが、Shadeのモデリング解説はそれだけで本が一冊書けたり、雑誌のバーチャル美少女の肌テクスチャ造りのTipsで原稿料が貰えたりする程なので、ここでは省略させてください。

右上のウィンドウが「透視図」でして、他の3面図ウィンドウで作られたモデルが立体的にパースが付いて表示されます。
ディフォルトではワイヤーフレーム表示でごちゃごちゃしてるので、右クリックメニューから「クイックレンダリング」にチェックを入れます。


クイックレンダリングでは質感に乏しく、光源からの影も簡易的に表示されているだけですが、デッサン人形の代用ならば、時間をかけてレイトレーシングとかやらなくても、これで十分でしょう。
とは言え、このままスクリーンキャプチャしても画像が小さいので、「透視図」を最大表示に変えます。

「図形コントローラ」で、「透視図」にチェックを入れるか、3面図との境界線をドラッグしましょ。

Shadeの透視図は、本番レンダリング時の画像サイズの縦横比に準じて表示されますので、小技を使って表示サイズをモニターいっぱいに広げます。
「特別」→「レンダリング」から、レンダリングサイズを変更します。今回は設定を変えるだけで、実際にはレンダリングはしないので「レンダリングをしない」のボタンを押してダイアログを閉じましょう。


 

「カメラ」を使ってカメラアングルを変更します。
邪魔な子ウィンドウは消してしまいましょう。

「視点」モデルを軸にして、カメラがモデルの周囲を回転移動。
「注視点」カメラ自体を軸にして固定され、見る方向を変えます。
「視点&注視点」カメラが見る方向は変えずに、平行に移動します。
「ズーム」上下はモデルとの距離、左右はカメラの焦点距離を変化。
気に入ったアングルが見つかったら、キーボードのキーを押してプリントスクリーン(キャプチャ)です。
なんらかのペイントツールを使ってBMPで保存してください。


 

コミスタ上の操作
「レイヤー」「ファイルから読み込み」で、さっきのキャプチャ画像を読み込みます。
ネームレイヤとして読み込まれます。
ネームレイヤは150dpiで読まれるので、1024*768のモニターのキャプチャであれば、A4版の半分ほどのサイズになります。サイズ合わない時は、「編集」の「移動と変形」で拡大縮小しましょう。
蛇足ですが、画面はコミスタ体験版(ver1.04)です。現在のEXでは「ファイルから読み込み」は「ファイル」に入ってます。

これでネームレイヤーに読み込まれました。
新規レイヤを作成してトレスするのですが、ちょっと位置が合いませんね。

 

移動ツールでずらしましょう。

 

ネームレイヤの濃度を薄くして、ペンでなぞって行きます。
このデータ集の利用規約では、レンダリング画像(二次画像)は、登録ユーザーに限り、営利非営利を問わず利用出来るとあるので、著作権の事は心配無用。
いやでも、データそのものを割ったりするのはいけません。

 

次回予告
今回は体験版のみで出来るトレース目的の方法でしたが、次はShade製品ユーザーを対象に、レンダリング画像とアニメシェーダーの輪郭抽出画像を使って、背景を生成してしまおうってのを企んでます。

END