レポ13 「ファイル出力2」 グレースケール出力を利用したトーンの統合
 

レポ12ではフォトショでトーンの濃度マップを全て描いてしまいましたが、単濃度のトーンならコミスタ上で貼りこむ方が楽です。レポ12の絵を描いてて、カラーCG並みの手間をかける事に自分でも疑問になりましたし(爆)
コミスタでトーンをバリバリ使っていると、すぐにレイヤ枚数の制限にぶち当たったり、レイヤの枚数が増えると管理が面倒になったりと、レイヤ統合の必要に迫られます。コミスタでレイヤの統合をすると、統合前のレイヤの種類を問わずラスターペンレイヤ化されてしまい、ベクターペンレイヤの描線を統合する分には動作が軽快なラスターペンレイヤに以降するのでメリットも有りますが、トーンレイヤの場合は網点までもがラスタ化されてしまって、線数の変更やモアレ防止と言ったコミスタのトーンならではの機能が使えなくなってしまいます。

そこで、今回はver1.2で装備された「書き出し」のオプション「グレースケール」を使ってトーンを統合、背景トーン化して利用してみようっつー事です。

グレースケール出力

元の画像はコレ。羽の感じを出すためにトーンだけで5枚も使ってます。コミスタEXで作業しているので統合しないで放置してますが、コミスタ無印ですと、統合のしどころです。

 

出力前に、描線のレイヤを非表示にしてトーンのみの状態にします。


 

書き出し設定ダイアログ。
出力解像度が350dpi以下の場合は、グレースケール出力が選べます。こうするとトーンを網点化せずに、トーン設定の濃度でモノトーン化した画像が出力出来ます。
統合してラスタ化したトーンでは、網点となって書き出されてしまうのでモノトーン画像にはなりません。
「トーンを出力する」のチェックは忘れずに。


 
 

書き出した画像を、IrfanView等のツールを使ってjpegに変換して、背景トーン化します。
350dpi以下の解像度だと、トーンのアウトラインにシャギーが出て荒くなってしまうのではないかと不安になりますが、トーンの網点の解像度は60線のトーンで120dpi(1インチ内に60個の点が有る)ので、トーンのアウトラインによほど細い描線を描くのでなければ全然精度の低さは感じません。
これが描線だとシャギー出まくりで我慢できませんが、元々点描で構成されているトーンなら妥協できる範囲です。

今回、書き出し時に「350dpi」なんて半端な解像度で出力してしまったので、使用率が「171.4」なんて中途半端な値になっています。スライダでは100単位でしか指定出来ないので、数値を直接入力です。


 

トーンを貼り込んでみました。トーン5枚分が1枚で表現されています。もちろん、トーンの属性を保っているので後で線数等の設定も変更可能です。


 
 

余談 ウルトラキッドでトーンを描く

愛用のウルトラキッドでは、広大なピクセル数の画像に描くのは処理が追いつかなくてガックリしてましたが、あらかじめトーンをグレースケール化した画像に多少リッタッチを入れる程度なら、なんとかなるようです。
SuperKID95からのエセZewitユーザーとしては、フォトショには無いウルトラキッドならではのペン(水彩や照度とか)が使いたいし。

2値の線画と、グレースケールのトーンを別々に書き出して、レイヤ使って重ねます。描線レイヤは「乗算」にしてます。


 
 

照度ペンで明暗のタッチを付けて行きます。SuperKIDの頃から照度ペンが好きだから、キッドシリーズを使いつづけていると言っても過言ではないです。
SuperKIDでは、RGBそれぞれに強度が設定できたのに、ウルトラ以降では省略されてガックリ。
フォトショでチャンネル使い分けるとか面倒な事は出来ないよ(愚痴)


 

ディフォルトで色々なテクスチャーパターンがあるので、鉱石の顕微鏡写真のようなモザイクパターンを合成してみました。


 

線画を捨ててjpeg保存。


 

コミスタに持ってきました。色々な効果をもったトーンが貼れますよ。


 

上の二枚を重ねてみたり。トーンレイヤ同士の重ね合わせなので、重ねてもモアレが出ないよ。
しっかし、トーンに頼りすぎつーか、いちいちこんな事やってたら漫画描き終わらなくなるとも思うです(笑)
「決め」のシーンに使うとかに抑えて、むやみな多用は控えたい物です。


 

END