レポ21 PDFでweb出版する




完成したPDFデータはこちら(2.2MB)

コミックスタジオで描いた漫画はプリントアウトして原寸原稿にしたり、コミスタ形式取り扱いの印刷所へデータ入稿して同人誌として印刷するのが正規の使い方ですが、せっかくのブロードバンド時代(=無茶なサイズのファイルをアプしても怒られにくいの意味)なのですから、web上で公開してもいーじゃないかと。
そーゆー目的では本家のコミックスタジオドットネットが投稿を受け付けて役割を担っていますが、コミスタエクスポーターでの出力とビューワーでの閲覧は、解像度が300dpi止まりで、詳細な書き込みが容赦なく潰されたり、印刷に制限がかかったり、トーンがずれて見えたり、ファイルを送ってから公開されるまでにタイムラグがあったり、むやみにファイルサイズがでっかくなったり、時々鯖が落ちて見る事もできなかったりと、少々不自由な事も。(とは言え、ドットネットには20MBを超えるキ○ガイじみたサイズのファイルを自分のwebスペースに載せずに済むと言うメリットも有ります)

自分のwebスペースを持っているのなら、自分の所にアプしたいのが心情と言う物で、Ver1.2のファイル書き出した画像をHPにのっけたりします。ファイル書き出しも悪くは無いですけど、印刷を前提にした解像度で描かれている物をjpgやgifでwebに載せるには、元々の解像度(600dpi)で出力しようものなら、ブラウザで見るにはデカすぎて扱いに困ります。結局フォトショ当たりで縮小して載せる事になりますが、web用に縮小された物を、レーザープリンターで拡大して印刷するとドットが荒くてしょんぼりしてしまうジレンマも無きにしもあらず。

印刷を前提に作られたデータを、印刷時のクオリティーを厳密に保ったままネット上で扱う事の出来るファイルフォーマットとして、アドビのacrobatで作成するPDFは取り扱いも簡単で良いし、コミスタビューワが対応してないMacでも見れて都合が良いのですが、コミスタからacrobatで印刷しようとすると・・・

・・・出力させてくれねぇ(ギャフン)

ちなみに、同様にコミスタに拒絶されてしまう物にBitmap Virtual Printerが有ります。

EPS出力の裏技でイラストレーターを経由すればPDFは作れますが、Acrobatが普通に使えれば簡単にできる事を、わざわざ他のソフトに持ち込んで変換するようなマネは、正直めんどくさい。

PDFを作成するソフトはAcrobatの他にも有りますんで、EPS出力技が出来るんだから、うっかり(謎)PDFで出力できてしまうソフトも有るはずと、色々探しつづけて早半年。やっとコミスタからPDF出力できる(=AcrobatPDFWriterの様に、印刷操作だけでPDFが作れる)ソフトを見つけたよ!!


Scanbox ProでPDF出力

シェアウエアなんですけど、制限期間が2ヶ月も有るのでシェアレジストしなくても(コラコラ)使いでが有ります。もっとも、レジストしても4000円なのでAcrobat買うよりも安いです。
Scanbox Proのダウンロードはこちら

ちなみに、このソフトをコミワク(Ver1.01機能評価版/製品版はまだインストールしてない・・・)で試したらPDFで正常に印刷出来ず(真っ白になった)。AcrobatPDFWriterからは正常に出力出来たけど。ちと謎。この現象についてコミワクユーザー層の追試をお願いしたいです。

使い方を簡単に説明。

Scanbox Proをインストールすると、プリンター一覧にScanBoxPro ImageWriterが追加されます。
コミスタから印刷する時に、これを選んでください。

用紙の設定は普通のプリンターと変わりません。当然、作品設定で作った用紙サイズに合わせないと印刷出来ませんので注意。
コミスタはモノクロ600dpiのデータしか作れない仕様ですので、印刷設定もそれに準じて。
解像度を落とせば作成されるPDFのファイルサイズも小さくなりますが、それはチョットもったいない。

コミスタが印刷開始。

レンダリングが終わるとScanBoxProが保存先を聞いて来ます。
ScanBoxProは紙に印刷する代わりに、ファイルを作成するので、保存先のフォルダを指定。
ちなみに、PDF以外にも色々な形式で出力できますので、ワコムタブレットバンドル版のコミスタminiを使ってる人がファイル書き出しに使っても良いかも。

 

書き出したPDFをAcrobatReaderで閲覧。(うちの環境ではAcrobatをインストールしちゃってるので、Readerとはちょっと画面が違うのはご了承を)
ScanBoxProで出力しても、複数ページの作品はちゃんと本の様にページが並んで出力されます。
まぁ、直接AcrobatPDFWriterで出力出来るのが一番ですけど。

PDFになっても、ちゃんと600dpi出力が反映されてますから、トーンの網点もしっかり再現されてます。
さらに、AcrobatReaderから普通のプリンターに印刷する事も可能。
コミスタからの直接出力と違って、プリンターとPDF上の解像度が合わないとモアレちゃいますけどね。


Acrobatで編集

製品版のAcrobatを持っていれば、ページを並び替えたり、サムネールを作成したり、ハイパーリンクを挿入したり、トリミングを行ったり、ワードやG-CREWで作ったテキストページを挿入したりと、それなりの編集が出来ます。本気で編集するならPageMakerでPDFで編集するとかしてください。
PDFで入稿できる印刷屋は知りませんけど、webからダウンロードした人が印刷して簡易的に本にするなんて用途には使えるかと。
その辺の詳しい使い方はAcrobatの説明書や解説書を読んでくださいなっと。

webらしい使い方例

webとの連携っつーことで、作品の感想とかをPDF内の入力フォームからHPの掲示板に直接書き込めるページを作ってみたり。
こんなページを作っても、感想が送られて来るとは限りませんが(しょぼーん)

なには無くとも、HPで掲示板を動かします。


ちなみに、掲示板の動作サンプルはこちら
 

PDFからでも書き込み出来るように「form action」に代入される値(cgiの名前の指定等/cgiスクリプトによって違う)を絶対パスで指定しておくとか、小細工は必要。

Acrobatで掲示板をWebCapture。

読み込んだページが自動的にPDFに変換されますんで、ローカルに保存。
acrobatから直接フォームの設定も出来ますけど、受け取るCGIのフォームをキャプっちゃった方がラクチン。
このPDFフォームに書き込んで「送信」すると、掲示板に書き込まれます。

ScanBoxProで作ったPDFを開いて、掲示板ページを挿入。

挿入位置の設定

 

最後のページに挿入されました。
キャプチャしたページだけでなく、ワードやG-CREWで作ったページを挿入して、本(と言うか、見開きは出来ないのでむしろ「文章」な形だが。)の体裁を整えたりも当然出来ます。

 

完成したPDFデータはこちら(2.2MB)←実はドットネットで公開してる奴よりも解像度が高いのに、ファイルサイズは小さかったりする。

G-CREWで作った表紙を挿入、作品の余白をトリミング、投稿フォームはhtmlの段階で加工してますんで、上記の例とちょっと変わってます。
CD-Rに焼いて配るとか、ダウンロード販売するとか、色々使い道もありますな。



追記
Acrobatでも(ちょっとインチキ気味にですが)見開き表示も出来ました(汗)
ちゃんと表示設定あるし・・・
PDFファイルを開いた時に、最初に表示される時の状態を設定する。

見開き表示。真中の隙間をなんとかしたい場合は、PDFを加工できるソフトで用紙設定変えるとかせんと駄目ぽ。

このPDFはコレ(640kb)

AcrobatReaderの右クリックにもあるし。

 


過去のレポシリーズでも何度かPDF出力を使ってきたけど、裏技EPS出力をイラレに持ち込んでから変換してたりしてたんで、正直めんどくさかったのよ。
コミスタからAcrbartで出力できないなら、この際BMP書き出しをフォトショやコミワクで読み込んでからAcrobatPDFWriterで出力するなんてのは禁句っつー方向で(爆)
 

END