レポ4の下書きにペン入れ。ベクターレイヤーを新規作成し、ペンの太さ0.1で作業。
端から後修正を前提に描くので、味気の無い1番細い線で描いちゃうの。
ペン入れと修正についてはレポ3を参照の事。
羽根なんかは、ながーい一本線なので一息で描く事を要求されますが、CSだと後修正出来ますんで、「一発勝負感」ってのが無い。
緊張感が無いので、人間を駄目にしますな。
色気が無いので、描線を太くする小細工を施す。立体感が出て来ます。
まず、麻雀パイの輪郭の「角がトリムされた四角(曲線と直線が混在した線)」が一筆では描けない。補正が悪さして硬質感の無いユルイ感じになってしまう。
軌跡の変更を逆手に取って、緩いRを直線にする事は出来ますが、角のトリム部分にまで修正時の影響が及んで形が崩れる。
A4版フルサイズの特大のコマの中で、それなりに精度を求められる部位でユルサが出てくる様では、普通にコマ割りした時の小さなコマの中では、精密なタッチは望むべくも無いぞ。
この程度の部分で手間をかけたく無いなぁ。
髪は滑らかな曲線が描けるおかげで、イラレでパスツールを駆使したような線が描けてホクホクですが、ココも突っ込み所が有る。
修正を前提として描いてると、修正ツール使用時にかかってしまうスムージングのおかげで、Rの途中で曲率に変化点を持つような線が、均等にRが分散されてしまって「つまんねー線」になってしまう。
ウェーブのかかった髪とかフリルのヒラヒラは、一発で描くか、いくつかの線に分解でもしないと「味」が消えちゃいます。
「俺のタッチを勝手にいじるんじゃねぇー」と叫びたくなるよ。
「クチビル」の頂点にエッジを持つ山形の線が描けない。
大抵は原稿上では数ミリ の大きさでしか無いが、かと言っておざなりに描ける所では無く、コンマ数ミリの違いで表情が変わっちゃう致命的な部分なので、補正かかる度に納得行かなくて描き直し続けるとストレス溜まる事この上無し。補正値0でも補正しすぎじゃい。
手描きっぽさを再現してくれるソフトだけど、こういったプログラムが勝手に改変してしまう「線の味」の部分に、このソフト独自の癖が露呈する。Gペンで筆圧の強い絵とか、曲線を滑らかに描けてさえすれば一定の評価をされてしまう萌え絵の類なら誤魔化して描けるけど、丸ペンとか筆圧の弱い女性作家 が持つピーキーなタッチの絵では致命傷でしょ。
自動車のマニュアル車に対して、オートマ車が手に入れた物と失った物のような関係ですな。
フォトショがMT車に例えれば、MTの方が乗ってて楽しく、高度なテクを使えます。
頭の良いATはクラッチワークが出来なくてもスポーツっぽく乗れる敷居を広げてくれますし。
CSはティプトロニックとは言えなくても、街乗りATくらいには便利です。
(たまにボンクラが6速MTだのGT-Rだのと吹かしてたりするのはさておき。)
ATだと、車両価格は逆に割高になりますな。
仕様的な限界もみっけ。
円などの閉曲線に対して線形の修正をかけようとすると「からまった輪ゴム」の様になってしまいます。
瞳の描いて形をちょっと歪ませようとしてたら、とんでもない形になってしまって焦りました。
CSを使う時は、「補正に頼ってる甘ちゃん」と指摘されないように、極力CSで描いた事をバレないようにするのが鉄則かと思われ。
あと、トレスとかコピーで描いて原作者を泣かせる方々には、絵をトライ&エラーで修正しまくれるので便利かも(爆)
EPSで吐き出した物をイラストレーターで読み込み、BMPで保存し直してウルトラキッド(現ハイパーキッド)上に持ちこむ。
天下のイラレ様がコンバーターでしか無いとゆー(爆)
ウルトラキッド系はCMYK出力出来ませんが、今回は最終出力がWEB上だし。重たいCSでの作業の後なので、なおさらソフトの動作がが軽く感じる。ツールの動作は軽いに越したことはない。
CS上での手書き独特のミスしてる部分を修正。CSの消しゴムはカーソルの形が悪くて使いづらいんだもの。
彩色用に線画を加工。黒は強すぎるので茶系に変換。インク濃度の変化っぽく照度ペンで黒くしたり明るくしたり。
ぺインタークラシックに持ちこんで彩色開始。
せっかくの手書き風の描線なので、アニメ塗りよりも水彩の方がしっくり来るかと。
ここまで来ると、すでにCSのレポじゃ無くなってますが(汗)
(9/03)
(9/04)
(9/06)
(9/10)
(9/21)まーだ終わらんの・・・
(10/14)やーっと、完成しました。