CSデモ版もバージョン1.05となって、処理速度がソコソコには使える様になったので、久しぶりにレポです。
SCには定規ツールが装備されていて、規則的な直線や曲線を描ける様になってますので、その辺を使ってパース絵を描いてみたよ。
今回はこんなのです。階段って描くのめんどくさいけど、舞台として絵になるから好きっ。
定規ツールを使う前に下準備
標準状態では描画系のツールと定規系はパレットを切り替えながら使う事になって使いニクイいので、カスタマイズしたオリジナルツールパレットを作っちゃいました。
ツールを切りかえる際にメニューに「新規」ってのが有りますのでチョイス。
「新しいぺージ〜」ってダイアログが出ますので、名前を入れましょう。
私は「フルセット」って名前で新しいページを作りました。
新しいページにツールボタンを登録するには、「標準セット」「定規」のそれぞれのページでボタンを、ページ切り替えの所にドラックする事で投げ込めます。
アクティブになっていないボタン(ページレイヤー時には、描画ボタンは非アクティブになっていたり)はドラッグ出来ないので、全てのボタンを集めようとすると、各モードを行き来する事になるのでメンドクサイ。
コマ作成までのプロセスは省略しまして、ネームレイヤーに下書き。
それなりにパースのイメージを掴んで描こう。
定規ツールを補助線のつもので引きまくった。
「定規の回転」を使ってずらしながら描くと、もっとスマートに行けそうですが、消失点が画面外に出てしまう場合は定規を回し様が無い…
「フィルター」メニューに一点透視の補助線を自動的に描いてくれる機能があるけど、一点透視では階段は描けないもんっ。
踊り場から上と下の階段の水平方向への消失点が異なっていますが、読者側が画面内で視点が移動する事を踏まえてずらしてます。
手塚治虫先生の言う所の映画的手法(違うかも)
定規を使ってペン入れする事も出来ますが、まず下書きの清書を済ませます。
下書きの線がしっかりしてれば、ペン入れ時には定規を使わなくても済みますし。
階段なんてのは、それ自体がパースの補助線みたいな物なので、ある程度まで描いてしまえば、細部は目分量で線が引けちゃいます。
下書きへの描きこみはこのくらい。さらなるディテールは定規は使わずペン入れの時に一発で決めちゃいます。(アンドゥだって有るし)
相手は建築物なので、直線ツール使って描いちゃっても良いでしょ?
階段と手すりと支柱が交錯する所は定規ツールを使いました。
手すりの影になる支柱と支柱の影になる階段は、途切れ途切れの描線になってしまうので、定規にペンをスナップさせて描画。
そーそー、定規を描いたは良いけど、今度は不用になった定規を消したくなった時は「表示」の中を辿って行くと「選択定規の削除」に辿り付けます。ちと不便。
ペン入れ完了〜
トーンの貼り込み。全体的に薄暗いイメージの階段っつー事で、グラデトーンの全面張り。
線数が荒過ぎるので、トーンのプロパティで線数の設定を85線に上げてみた。
完成。グラデトーンを2枚使ってこんな感じになりました。
アップで見るとこんな風。パース絵は描くのは面倒とはいえ、大きく描いてからトリミングして使うくらいが「粋」でないかい?
今回、初めて定規を使ってみたんだけど、定規の回転、拡大縮小で選択済みの定規だけじゃなくて、全ての定規が動いてしまうんですけど(汗)
オンラインマニュアルだと、「選択した定規だけに適用」って事が書いて有るのに… スペースキー使ったキャンバス移動のショートカットも、1回しか使えない状態(2回目以降は押しても効いてくれない)状態になるし。
バグかもしれんけど、もしかするとウチの環境が悪いんだろうか?(色々とヤマシイ部分で心当たりが有るらしい)