No.15 エンパクダマ
前回のアカネグラブロに
引き続き、糞ボルト落描道場から今回は
道場主の作品を立体化しました。
![](P1010617.JPG)
作図編
二次元CAD(jw_cad)を使用
糞ボルトさんのイラストを元に作図
![](snap0000.jpg)
一回り小さく鏡面部を作図。
![](snap0003.jpg)
黒:基部アウトライン
赤:鏡面部アウトライン
青:切削に用いる直径1mmのエンドミルの半径分オフセットした切削線
![](snap0004.jpg)
切削設定設定
MODELAは3DCGツールなどから出力した立体データ以外にも、ドローツール(Illustratorやワードアート)及び二次元CADから、描画色
事にパラメーターを設定して切削を行う事が出来ます。
その場合「MODELAドライバ」を使用します。図面を描いたアプリケーションからの「印刷」でMODELAを選びます。
![](01.jpg)
![](02.jpg)
CDやDVDはポリカーボネイト製なので、非力なMDX-3で削るのには時間がかかります。
![](04.jpg)
ツール移動スピードと切削ピッチの値を大きくすると、早く削れますが、大きくしすぎるとエンドミルがポッキリ折れます。
ディスクは1.2mmの厚さなので、ツールダウン位置は-1.2に設定。
![](05.jpg)
切削に使用したエンドミル。
有効刃長が数ミリしか無いタイプですが、板材を切削するなら十分。
有効長の長いミドル刃やロング刃よりもずっと安いです。(1本1000円程度)
![](P1010583.JPG)
切削完了 4時間位かかりました。
![](P1010471.JPG)
失敗編
ワゴンセールで500円のCDを見つけたので、それを削ってみましたが・・・
![](P1010440.JPG)
反射層とレーベル面の付着が弱すぎて、両面テープで貼り付けた加工台から外す時に、反射層ごと剥がれちゃいました。
![](P1010442.JPG)
安物のCDよりは丈夫だろうと、次に国産メーカー製のCD-Rを削ってみましたが・・・
![](P1010461.JPG)
確かに強力な保護コーティングされているだけあって反射層&レーベル面は丈夫ですが、丈夫な分だけ綺麗に一枚に繋がって剥がれました。orz
![](P1010460.JPG)
CD-Rは両面テープ程度でも剥がれてしまうのね。
![](P1010635.JPG)
綺麗なオーロラシート状態なので、コレはコレで何かに使えそうです。
![](P1010636.JPG)
加工・組立編
やっぱり反射層をポリカーボネイトでサンドイッチしているDVDが一番だねぇ。
DVD付きのエッチな雑誌は500円位で売ってますし。
いや、エッチな奴じゃなくても良いのですが。
![](P1010472.JPG)
基部は2mm厚のアクリル板を切削。
![](P1010605.JPG)
図中の緑色のラインは、関節を仕込む為に1mmの深さで削って薄くする箇所。
3mm径のエンドミルで削りました。
![](snap0007.jpg)
MDX-3の加工範囲に収まるようにパーツを配置。
![](snap0006.jpg)
3mmエンドミルで関節部分を切削。
![](P1010595.JPG)
1mmエンドミルに交換してアウトラインを切削。
コレを切削するのに20時間以上かかりました。
![](P1010597.JPG)
![](P1010604.JPG)
全てのパーツを切り出したら、エポキシ接着剤で組立ます。
![](P1010601.JPG)
関節は3mm径の穴に3mm径のプラ棒を突っ込んで接着。
![](P1010606.JPG)
![](P1010603.JPG)
完成〜
![](P1010615.JPG)
![](P1010617.JPG)
![](P1010619.JPG)
変形動画もあるよ
(QTMOV/6.1M)
END