iMODELA makes a figure. iMODELAでフィギュアを作ってみるよ
0 えらい久しぶりにメタセコで顔モデリング
iMODELAでフィギュアが作れるかどうか試してみようじゃないのー ちゅーても1/8位の胸像だけど。
1 両面切削やらずに張り合わせ作戦。
段取り含めて片面40時間位かかる予定(長げぇ)
デコパネルで捨板とパーティングラインになる土台を作ります。
1.5 デコパネは割りと正確な厚さ5mmのスタイロフォームぽい材質(裏面ノリ付き)なので、切り出すのも積層するのも手軽でいいわ。
2 勤めに行ってる間に接合面用の土台(デコパネル)の切削終わってた。
ココに木部用エポキシパテをそれっぽく盛り付けて、表側のパーツを切削するよ。
3 メタセコからDXFをエクスポートする時に、X軸が反転するの忘れてた!
木部用エポキシパテが固まるまでの待ち時間で、モデルを少し修正。
いきなり全部削り始めるのはおっかないので、顔だけを切削の範囲指定したよ。ケミカルウッド設定で約10時間予定。
4 頭部ヘッドの前側が削り終わったよ。10時間くらい? 切削跡が判りにくいので、周りをマスクしてグレーサフ吹いてみた。
X軸走査線仕上げにしたら、側面の垂直に近い所は切削跡目立つね。
上面側は、データのポリゴンの粗い所がそのままポリポリになってるのが判るわ。
木部用エポキシパテ特有の「なんかツブツブ入ってる」のは、普通にスクラッチするのと変わらないなぁ。
5 胴体前面の切削に入ろうかと思ったのだけど、ポーズとプロポーション変更したので、土台を作り直す事にしたよ。
ついでに、胸はボリュームがあるので木部用エポパテをケチる為に、面を内側に押し出して作った「芯」も入れました。
6 胸を隠すポーズにすべく、以前作ったボーン付モデルの手にポーズ取らせてデータコピペ。
胴体削り終わった後に、メンタム塗ってからエポパテ再度盛り付けて切削すれば、別パーツ化した手ができるはず?
7 胸の土台の切削が終わったので、剥型用にメンタム(の代わりのグリス)を塗って木部用エポパテを盛り付けます。
肉厚3mm位の中空パーツになるはず。切削は11時間位かかる予定。
8 胴体前側の荒削りが終わったけど、エポパテの盛が足りない所があったんで、再度盛り付けて部分切削。
MDX-3じゃ部分切削は出来なかったからなぁ。
いや、この位なら仕上げ切削終わってからパテ盛って人力で仕上げちゃった方が早い気もするー
9 胴体前側の仕上げ切削中。
一時停止してiMODELAの上側をパカパカ開けたり締めたりしてると切削がズレたりするから、あんまりやらん方がいいよ! そんなにズレないけど!
10 胴体前面の切削オワタ! 仕上げ切削をX方向の走査線仕上げにしたら、横乳に段差が目立つので部分切削で等高線仕上げ。
全部等高線仕上げでやると走査線仕上げの数倍の切削時間かかっちゃう。
11 別パーツ化する手の切削に着手。これまでは直径2.35mmのボールカッター使ってましたけど、指先を掘る為に直径1mmのカッターに換装。
手のエポパテ盛りの前に、メンタムの離型がちょっと不安だったんで胸パーツにマスキングテープを張って養生。マスキングテープの厚さだけクリアランス取れ
るし。
原点の設定をいじりたくないので、ノギス使ってカッターの長さを写し取って換装。MODELA使いならワークに基準面残してエンドミル下ろして芋ネジ固定
ですけど、今回基準面作ってないから苦肉の策。
12 直径2.35mmのリュータービットでは、目元がボケボケなので、直径1mmのビットで彫りなおし。
モデルも目の彫りを深く修正。手も切削やって、ようやく彫り終わりました。
13 接合面を作る為の土台と、別パーツ化した手を引き剥がします。
手を分離させるためのマスキングテープの糊が胸に残ってしまったので、シールはがしで掃除しました。
14 形がわかりにくいのでサフ吹いてみました。手の裏面はSOLO式で人力で削りだすしかないなぁ(両面切削は別の機会にて)
iMODELAでここまで出来ると捉えるか、ココまでしか出来ないと捉えるかはお任せします。
使い勝手の判ってる木部用エポキシパテなので、ココから手作業加えられますけど、それはまた別の話。
15 iMODELAで加工の途中で刃径の違うリュータービットに交換する時に、長さを合わせる為のソリューションを提案してみる。
ノギスで測るのが面倒なので、有り合せの物で適当に作った! 磁石貼ってビットくっ付くようにしといた。
モーターにくっついてるのはダンガンレーサー用のクーリングシールド。
そーいえばiMODELAに荒削り~仕上げで連続15時間運転とかやらかしてるけど、熱で止まったりしなくなったなぁ。寒くなってきたからかな?
16 今度は背中側の切削始めます。まずは土台作り。
17 背面用の土台が彫り終わったのでエポパテ持って切削開始。
荒削り~仕上げまで連続でデータ送ったんだけど、途中でリュータービットに削りカスが詰ってしまったらしく表面荒れてた。
リュータービットを掃除して、さらにiMODELAコントローラーでZ基準面を0.05mm下げて設定して、再度仕上げ切削。
iMODELAコントローラーは上位機種のMDX-40AのVPanel相当の事が出来るのよ。
18 背中側の切削が終わりました。
19 土台から剥がして前側と合体。接着してパーティングラインや手の裏面を手工作で仕上げます。
正直な所、あまりスマートな方法じゃなかったと思う。あと、モデルが可愛くねぇ!チクショー!
結局切削に60時間と期間にして2週間位かかってる。使った木部用エポキシパテは1.5本。
20 最後の仕上げは人力だ !
試行錯誤でiMODELAでフィギュアを作る方法を模索してみましたが、iMODELAを使えば誰でもフィギュアを作れるという方法にはなってないな!
MODELAは電動アシスト付自転車位に捉えております。まず人力で漕がなきゃ進まないしアシストも効かず、速度上がってアシストの効かない領域に行ったら自分で漕がないといけません。
なら最初からロードレーサーに乗ればいいのにとか、バイクか自動車に乗ればいいとか、バスや電車やタクシーで目的地まで行く手もあります。
END