ヤフキエル(頭部ヘッド) 1/48
2ch模型板の頭部ヘッドスレのお題ですよ。
MODELA使ったデジタルモデリングなので、今までの製作過程まとめページとは趣が異なります。
Shade7.5 basicを使って3Dデータをモデリング
Shadeはwindows用として最初に移植されたdebutの頃からの付き合いなのだけど、ちゃんと表面材質設定してライティング決めてレンダリング
したり、アニメーションさせたりは殆どやった事がなかったり。
モデリングして適当にレンダリングして満足しちゃいがちでして。
使い易いと評判のメタセコイアもシェアレジストしたのだけど全然使いこなせてません。
サクラ大戦に登場するメカの中では、ヤフキエルは直線的な形状なので3Dモデリングはし易い方かも。
Shadeはポリゴン単位と言うよりも、線形状単位でまとめてパーツを切り離せるので、切削範囲と深さに限界がある短い安いエンドミル用に変則的にパーツ
を並べたりするのが楽かもしれない?
ワックスブロックを削りだしてシリコンゴムの片面型や両面型を作る為にパーツを配置した様子
MODELAで彫る前にMODELA PLAYERによるプレビューで確認して
ワックスを削って雄型を作って
シリコン流して雌型作り。パーツの数だけこの繰り返し。
片面型で抜けるように無理矢理なパーツ分割してます。
1セットで使うシリコンゴムは50〜100g程度なので、割とコストは安め。シリコン1kgで3000円程度位だし。
MODELAでは両面切削や4面切削なんて言う高等テクを使わなければ逆テーパーのある型は作れないので高いシリコン使わなくても済むし。
シリコン型にレジン流してパーツ出来上がり。
両面型の場合
ワックスを削った物
3次元的に曲がりくねってるパイプを両面型で抜けるように彫るには、ちと頭を捻ります。
シリコン流して切り離して両面型完成。
んでも、パイプなんかは針金とか曲げたほうが作るの速いよねぇ
こんなパーツになりました。レジンが流れるゲートや空気抜き道は3Dデータ上で考えて作ってしまいます。
ヤフキエルが背中に背負ってるタンクは短いエンドミルでは一度に彫れないので輪切りにしてます。
パーツ色々
肩アーマーですが、こーゆー高さがあって、なおかつ垂直断面があるパーツは短いエンドミルじゃ彫れないし、かといって輪切りにしても薄い部分で接着するの
はしんどい所は困った。
手持ちのエンドミルで一番長いのがφ3mmの有効長10mmのものなので、ぎりぎり削れる高さで分割。
でも、薄い所はシリコン型にレジンが流れにくくてなぁ。
一通りレジンパーツが出来上がれば、あとはレジンキットを作る手順と同じです。
モニターで見る3Dデータと実際に立体出力した物を比べると、ちょっと違うなーと思うところが有ったりするのでレジン抜きに失敗したパーツで仮組みしてバ
ランスを確認します。
仮組みして調子を見ながら、本気組みを進めます。
仮組みと塗装の終わった本気組み比較。
細い溝を彫れるようなエンドミルはすごく高くて買えなくて持ってないので、手作業で追加工作してますよ。
仮組みのはMODELAで彫ったパーツをそのまま組んだ状態です。
1/48だと、結構小さいよねぇ
本業が落ち着いて余裕ができたら全身を作ろうと思います。
END